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備忘録/ Memorandum

【2015秋:Rastroの鉱物】

*画像は拡大できます。
マドリードに30年以上住んでいる知り合いの日本人も、ここが地元のスペインの人々も、こんなに暑かった夏は経験したことがなかったという2015年の夏がやっと過ぎて、冷静に物事を考えられる季節がやってきました。
そこで何を思ったのか、ラストロの蚤の市に行ってみようと思い10月はほぼ毎週通っていました。毎週日曜日(祝日も?)に開かれるこの市は15世紀から続く歴史ある市らしく、人出も多い分スリにも要注意です。私もここに来て最初の週末に行って以来です。この市の場所は旧市街です。カスコロ広場から坂道に沿って洋服、アクセサリー、日用品など、これらは目移りするくらいたくさんの店が沿道にひしめき合って並んでいますが商品はさほど珍しくないかもしれません。坂道を少し下り右側にPlaza Gral Vara del Reyという広場があり、この一角がガラクタ的なモノを扱う露天が多いです。そしてこの広場に鉱物を扱う露天が数件ありました。      


初老の(失礼!)男性店主に許可をもらい写真を撮らせていただいたのですが、4cmの箱に小さな鉱物がびっしり並んでいました。ブラジルや中国のものもありましたが、私はスペイン各地のものを物色しました。鉱物自体大きくもなく、価値もほとんどないと思います。ですが、もしスペインに旅行に来て小さな町に行かれたならその場所の石を思い出に買うのも面白いと思いませんか。値段も60セントから1.5ユーロくらいなので気軽に買える値段です。
残念なのが発泡スチロールの底板に石が接着剤で貼り付けられていることです。保存方法として妥当なのか不明ですが、ルーペで手にとって見たい場合など不自由です。露天で売る場合の仕様なのでしょうか。
もう一つ、サンイシドロ教会方面に坂道を歩いて、右側に画材屋さんが集まった小さな通りがあります。この辺りの露天の額縁屋さんも安くて素敵なものがありますよ。