ものモノ

kinder 【ダスキンのスポンジ】
長年愛用しているダスキンのスポンジ。義母も愛用に至り、海を越えてファンシーな色のものを何個か送ってくれました。勿体無くてなかなか使えなかったのですが、日本人の友達の誕生日プレゼントのおまけみたいな感じで渡したところ、インスタで知ったんですか?と。どうやら今流行っているとのこと。驚き!
水はけがよく、手に持った大きさもちょうどよいのです。最近は天然素材を使って自然分解するスポンジもあるので、今後の商品開発に期待!
ダスキン
kinder 【羊毛針山】
10年以上前、松本クラフトフェアで買った針山。木の枠に羊毛のクッション、母と一緒に買って、とても気に入っているのだけれど、枠は何の木か、制作者の名前等、記録していなかったので出自が全くわからないのが残念。羊毛には適度な油も含まれているので、針にも良い、ということだけ覚えている。左のまち針は小学校の家庭科の教材。昔は全ての持ち物にペンで名前を書かされた。確か妹の学年の子だったと思うのだけれど、なぜ私が持っていてスペインくんだりにまで来てしまったのか(笑)。
kinder 【中川政七商店・Nakagawa Masashichi Shoten】
このお店は奈良県で1716年に創業と会社案内に書かれています。麻織物を中心に、布以外の小物も扱っているようです。富士山は言わずと知れた日本一の山。雲の意匠と青のデザインがスッキリした蚊帳生地の布は、食器を拭くふきん、台拭き、ハンカチにも代用できるそうです。蚊帳は、寝床を覆う虫除けの道具ですが、奈良県はもともと蚊帳の生産が盛んだったようです。通気性、吸水性、速乾性の利点、日本的な模様も多種あるのでお土産に良いです。薄いですしね。私は麻模様の素敵な贈り物用の袋をもらいました。
中川政七商店・Nakagawa Masashichi Shoten 
kinder 【嵩山堂はし本・suuzandou Hashimodo】
100円ショップの和紙の商品について、以前書きましたが、この「はし本」は京都に本店を構える紙を扱ったお店です。商品の値段は高めですが、はし本の商品には"粋"を感じます。粋を説明することは難しいですが、辞書には、さっぱりと垢抜けていてしかも色気があること、とあります。手紙に香りを忍ばせる文香もこのお店で知りました。
余談ですが、鳩居堂という東京・銀座にある同種の超有名店は、店舗も広く場所柄外国人も多いですが、鳩居堂は日本の不動産価格の引き合いに出される場所で、30数年ずっと路線価という価格が1位とのことです。
嵩山堂はし本・suuzandou Hashimodo 
kinder 【imabari towel】
日本列島の本州と離れた立地の四国・愛媛県今治はタオルを産業にしてきた町です。織るだけでなく、糸を撚る(よる:何本かねじり合わせて1本にする)、染めるという工程すべて、この町で120年間続いてきたそうです。東南アジアの安いタオルや欧米のやたら大きなバスタオルが安価に入ってきた後ですが、肌触り、吸水力など品質で脚光を浴びているようです。日本は湿度が高いので、分厚いバスタオルは生地がカビてしまうこともあります。細長くてちょっと薄め、いわゆる手拭きタオルの形は日本ならでは。もうひとつ、日本人にはおなじみのタオルハンカチ、20センチ四方の小さなタオルにこの今治タオルを表すマークをよく見かけるような気がします。とりあえずヨーロッパにはタオルハンカチなんてものはないので頂いたものばかりなのですが。
写真の青いラインが入った布巾のようなものは、旅行用に重宝している細長いタオルとフェイスタオルのサイズです。薄いので一晩で乾きます。アーティストの内藤こづえさんがデザインしたものです。
imabari towel official brand products official site 
kinder 【柳宗理のカトラリー】
先日キッチンの棚の掃除をしていたら、普段使わないものをしまった箱にこのカトラリーのセットが入っているのを見つけました。デザートフォークを買おうか迷っていたので、こんなもの持っていたんだ、と得をした気分になりましたが、管理も悪いのか。引っ越し荷物は全て船便で送り、当初無いものはIKEAで間に合わせたので後から届いたこれらを忘れていました。
柳宗理は工業デザイナー。バタフライスツールが代表作とされていますが、キッチン用品も手がけています。ボウルやざるといった何気ないものも、使いやすさと見た目のシンプルさが工業デザイナーならではの作品なのでしょうね。
SORI YANAGI Products Support Site(佐藤商事) 
kinder 【sou・souの足袋靴下】
足指部分が5つに分かれている5本指靴下は最近日本のお店でよく見かけるようになりました。
写真の足袋靴下は2つに分かれています。足袋は和服の時に履く靴下のようなもので、親指と残り4本の指が別々に収まります。デザイナーのMartin Margielaは足袋の形のブーツを以前から発表し続けています。
sou・souもまた日本の伝統的な模様をアレンジした製品を多く手がけていますが、テキスタイルデザイナーの方はマリメッコで仕事をされていたとのこと。色使いと日本的なデザインの組み合わせが絶妙です。糸にも細かいこだわりがされており、古くから靴下を専門に作っている会社で作られているそうです。
sou・souとは日本語で相槌に使う言葉です。
Men's 25〜28cm Lady's 23〜25cm 540円(全3種類の長さがありますが、写真と価格はくるぶし丈です)
sou・sou 
kinder 【100円ショップの和紙のもの】
和紙は伝統的な手漉き技法で作られ、水に強く破れにくく薄くて軽いのが特徴です。
繊維が長く独特の風合いを持ちます。洋紙は機械漉きですが100円ショップの製品なので機械抄き、和紙の材料も東南アジア産だと思います。
手前の小さな袋はぽち袋と言います。ぽち袋より少し大きめのお年玉袋というものもあり、お正月に大人が子供にお金を与える習慣があります。ぽち袋はお年玉とは別で何かのお礼や少額のお金を渡す時に使われてきました。
全てダイソーの商品。ぽち袋は10枚入、下は便箋と封筒のセットです。
日本のお土産にぴったりだと思いませんか?
kinder 【コップのフチ子】
2012年に"コップのフチに舞い降りた天使”というコピーで発売された新しいタイプのフィギュアでWikipediaによるとコップ等の縁に添えて佇む情景を楽しむ人形とあります。
日本の一般的な会社でデスクワークをする女性を和製英語でOLと言います。Office Ladyの略です。誕生のきっかけはこのOL達がFacebook上に投稿している日々の食事の報告写真をつまらなく感じていて、何とかして彼女達の写真を面白くできないか?という漫画家でもある共同開発者の不満からスタートしたそうです。オフィスにもカフェにも居酒屋にもあるコップのフチに目をつけ、フチ子を引っ掛けて思わず写真を撮りたくなってしまう衝動に駆らせて彼女たちのSNSの写真を面白くしようという...制服からチラッと見える下着もご愛嬌。
写真は福岡ご当地モデル。通常価格は200円
KITAN CLUB CO,.LTD fuchico 
kinder 【蒔絵のリングスタンド】
漆を使った装飾に蒔絵という技法があります。筆記具メーカーのPILOT も高級蒔絵万年筆を出しています。
蒔絵とは漆器の表面に漆で絵や模様などを書き、乾かないうちに金や銀の金属粉を蒔くことでうつわの表面に定着する技法とされています。「蒔く」という言葉も日常的ではないように思います。
余談ですがマリーアントワネットは蒔絵のコレクターだったとのことです。
写真は友人のNさんの作品です。
リングスタンド 高さ:5cm 直径:約3cm
kinder 【猪口:ちょこ】
猪口とは一般的に酒(日本酒)を飲むための小さな器のことを言います。   
陶器、磁器、ガラスなど素材、形、デザインもたくさんあって楽しいです。   
足付のものと、写真右のように底が平らなものが一般的でしょうか。   
私は日本酒が飲めないので食後に洋酒を飲む時使うこともあります。   
値段も安く、だいたい数百円で買えます。
kinder 【洗濯物干し:Hanging dryer】
これはピンチが8個しかない小さいものですが、日本ではこういう吊るすタイプの洗濯物干しがだいたいどこの家庭にもあります。洗濯物を外に干す習慣がヨーロッパにはありませんが、最近はIKEAでも似たような商品を見かけましたが値段が高いです。これはステンレス製で値段も300円。   
100円ショップにもプラスチック製の似たような商品があります。
kinder 【漆器:Lacquer】
漆製品が日本人の生活に一番身近にあるのはお味噌汁を飲むお碗だと思います。
その種類の多さは言うまでもありませんが、最近は漆に限らず食器も安価なものに押され気味なのが残念です。
写真は長野県の木曽漆器。毎年6月に即売会があり掘り出し物を見つけられます。
本物は塗料に漆、素地に木製品、安価なものは塗料ウレタン、素地に合成樹脂を使っています。日本各地に有名な産地があります。
長野県木曽漆器祭
kinder 【マルちゃん正麺】
日本の袋インスタントラーメンが海外に流通していないのはおそらく理由があっての事だと思いますが、ラーメン自体が世界中で人気を博している今、何とかならないのかといつも思います。
このマルちゃん製麺を食べた時の驚き!ヨーロッパに流通している出前一丁とはまったく異なります。メーカーWebサイトによると生麺をそのまま乾燥、ゆでる時に麺が簡単にほぐれるように乾燥する前に一度丁寧にほぐす、麺は油で揚げず熱風で乾燥。さらに工場でその日の気候に合わせて麺の硬さや粘りを確認しながら調整することで特有の食感を出しているとのこと。 他にも丸い形の麺は鍋に入れやすい、麺の長さを25〜30センチにした等、インスタントラーメンにここまでのこだわりです。
スーパーマーケットで5個入り350円くらいで買えます。
マルちゃん正麺
kinder 【HARIOの水出し茶:Filter in Bottle】
コーヒーの道具で有名なHARIOは90年以上続く耐熱ガラスのメーカーです。
ワインボトルをイメージした水出し茶の製品が素晴らしいです。中にフィルターがついていてそのまま注げます。
私の感想では500円から1000円くらいで売っているお茶を使って数時間、ゆっくり抽出すると本当に美味しいお茶が楽しめます。高級な煎茶でなくていいのです。
シリコン部分の色、赤、緑,白の3色 2000円。
HARIO
kinder 【刺し子】
日本の民芸として再び見直されつつある刺し子は刺繍のようにも見えますが、本来は厳しい寒さ対策のための防寒、また布の補強として衣料に縫いこむことが始まりと言われています。
刺し子の発祥地は正確には不明ですが東北地方に伝わる刺し子が特に有名です。
麻布や藍色の木綿布に白糸で刺すのが定番とされています。
模様も数多くあり、またその地方独特の模様も見られます。幾何学模様や動植物を象った模様から次第に願いや祈りを込めて刺すようになったとのことです。
山形県庄内刺し子
kinder 【リラックマ:Rilakkuma】
今や世界的に有名な"Hello Kitty"は日本発。   
数年前知人のフランス人の女の子がリラックマ好き!と言っていましたが、今後どこまで広がるのでしょうか。
実はリラックマはカオルさんという女性の家に突然やってきた居候でクマは着ぐるみ、中に誰か人が入っている設定とのことです。後ろ姿の着ぐるみの中の水玉の洋服?がたまに出てます!
Rilakkuma
kinder 【だるま】
だるまというこの形のものを知っていますか?
招き猫のような縁起物として親しまれているものです。Wikipediaによりますと、仏教の一派である禅宗開祖の座禅姿を模した置物、または玩具とあり元は宗教との関わりのあるものだったようです。紙を張り付けていく張子で中は空洞になっています。
1月ごろ神社でだるまを売る市があり毎年買います。最初は目の部分が空白になっているのですが、願いを込めてだるまの左目(向かって右)に目を書き、願い事が成就したらもう片方の目を書きます。
両目を書き終えただるまの行方は...日本では12月31日から1月1日に変わる頃神社にお参りに行く習慣があるのですがその際神社に置いてくるとか、小正月にだるまを燃やす行事があったりもします。写真のだるまは小さくて3cmほど。その時の願いは成就しましたが捨てられなくてスペインまで来てしまいました。
kinder 【豆皿】
このお皿は九州、有田のKIHARA、KOMONというシリーズです。日本の伝統模様をモダンにアレンジしています。
伊万里、柿右衛門といった有名な様式がありますがどれも同じ有田の焼き物です。その歴史は古く1600年代に始まります。
小紋とは着物の種類の一つで、着物全体に細かい模様が入っているのが小紋です。
写真の豆皿は図柄シリーズで全部で10種類。豆皿とは直径6〜10cmの小皿のことを指します。
梅鶴。鶴は長寿の象徴、梅は春の訪れ。直径10.8cm 648円
KIHARA