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備忘録/ Memorandum

【スペインのバレエ団】

*画像は拡大できます。
マドリードだけでも数多くバレエ団があることに政府のウェブサイト、ダンスのページを見ると驚くのですが、国立を冠したバレエ団はBallet Nacional de España(BNE)、監督はAntonio Najarro(1975年生まれ若い!)とCompañía Nacional de Danza(CND)の監督José Carlos Martínez、この2つのようです。子供の頃クラシックバレエを意識したのはフィギアスケートのテレビ放送を見て魅了されたことだと思います。活躍する選手がたくさんいる今のフィギアスケートの雰囲気とも少し違って、雲の上のスポーツというのか...あくまでも私のイメージです。テレビを見てフィギアスケートに魅了されている割にはクラシックバレエ、と思ったのはその優雅な動きとか使われていた音楽の影響だと思います。初バレエは近所の1学年上の女の子のバレエ教室の発表会、白鳥の湖の主役でしたが、オデットとオディール二役演じたかは忘れてしまいました。プロの踊りを初めて見たのはシルヴィ・ギエムのボレロ。こんな表現があるんだ!といえばよいのか、とても驚いたことを今でもよく覚えています。




ギエムから10数年後。スペインにパリ・オペラ座のエトワールを務めた前述のCNDの監督、José Carlos Martínesがいることを知ります。スペイン語で "j" は ”ホタ” と発音するため、ジョセはホセなのですが、スペイン生活が続くにつれホセでないとむずむずしてくるようになってしまいました(笑)。2014年のCNDの35周年Gala(祝祭)を見たのが最初で、その後2年続けて12月の公演を楽しみにしています。2014年のGalaは日本にも巡回公演したようです。コンテンポラリーもありのとにかく素晴らしい公演でしたが、20時30分に始まって、終わったのが12時過ぎ。開演前のホールで監督のホセさんが静かな声でどなたかとフランス語で会話をしているのを見かけましたが、その佇まいはなんともいえない感じでした。
2015年はセルバンテスの没後400年で、ドン・キホーテ。2016年12月もマドリードで公演しましたが、昨年見たのでMaya Plisetskaya(ロシアの有名な方のようです)のGalaに行ってきました。
いつも値段のことばかりですが、私が取るチケットは一番安い席で、公演の場所にもよりますが、10ユーロから20ユーロくらいです。やはり芸術が身近にある、と感じます。インターネットでの購入も可能ですので、公演の時期に合わせての旅も可能です!
Compañía Nacional de Danza