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備忘録/ Memorandum

【2016夏 7月:ブルゴーニュの一部、Yonne】

*画像は拡大できます。
今年からフランスのブルゴーニュに親戚ができました。是非遊びに来て!を真に受け、嬉々として準備し始めました。夫の仕事の都合で夏休み、クリスマスをパスしていたので2年ぶり。私はもしフランスに住んでいたら、いわゆるパリ症候群になっていただろうな、と思うのですが、フランス大好きで、フランス語力に欠ける典型です。
相変わらずバストラベラーの私は今回パリ行きの高速バスを予約しました。片道34ユーロの格安でしたが所要時間17時間!途中夫の祖父母の家がある場所で下車できるかと思い、預かって欲しい荷物を持ったり、バスを選んだのはパリの空港を避ける理由だったりでした。車でバス停に迎えに来てもらう予定でいましたが、途中下車の方が値段が高い...降りられるのか?と思い、顧客サービスに電話をすると乗車する日を調べてくれて大丈夫だよ、とのことでしたが、当日運転手に聞くと、止まらないと言われました。びっくりしましたが、まあこれがスペインと諦め慌ててあちこち連絡。バスは空いていたのですが、予約した座席にすでに別の人が座っていたり、Wi-Fiが使えなかったりで一気に疲れてぐっすり寝たので長時間が苦ではありませんでした(笑)。


 

久しぶりに親戚に会えて嬉しかったことや、フランスの普通の食事の質の高さに改めて舌鼓でしたが、何といっても今回の旅の目的はフランスのロマネスクを見ることでした。殊にブルゴーニュはロマネスクがたくさん残っています。欲張らず、今回は行かれる範囲ですが、Vézelay(ヴェズレー)のマドレーヌ聖堂にだけは連れて行って!とお願いしました。
ブルゴーニュは4つの県に分かれていて、日本でも馴染みのマスタードのディジョンは内1つの州都です。私が滞在したのはYonne県の入り口でした。今回いくつか教会を回りましたが、特にVézelayの彫刻の美しさには目を見張りました。さすがブルゴーニュはクリュニー、シトー各修道会発祥の地だけあります。今後の探訪がとても楽しみです。逆にスペインのものは何とはなしに丸くてほんわりしているものが多いようにも思います。まだまだ語るだけの知識もありませんが、私のロマネスクの旅がこれからも続けられますようにと願いつつフランスをあとにしました。
もちろんcaveでブルゴーニュワインも調達。帰りのスーツケースはほとんど食べ物。3.5キロオーバーをおまけしてくれて、飛行機で夜のスペインの村の灯りを見ながら到着して安堵しました。やはりスペインが今のHomeみたいです。