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備忘録/ Memorandum

【2015春:Japan Rail Pass】

*画像は拡大できます。
今年の春、日本に2ヶ月帰国しJapan Rail Passを使い駆け足で行きたかった場所へ旅行してきました。
日本へ帰ると少し移動しただけで交通費があっという間に膨らみます。このPassは日本に旅行に行く外国人向けと思いがちですが海外に住む日本人も使えます。7、14、21日間と3種類の期間があり、日本で買うことはできないので予め居住している国で買う必要があります。7日間のPassで29,110円をその時のレートで払いました。
これが思いのほか楽しくて、日光に行ったあと新幹線で仙台に行き、駅ビルの牛タンの飲食店が集まる場所で牛タンを食べて東京に戻り、夜中発の寝台車に乗って香川県に朝着くという無茶苦茶な旅も可能でした。香川県にはうどんバスという市内のうどん店をバスで2,3件案内してくれるツアーがあり、うどんを食べるためだけに行きました。
東京駅から出ているサンライズ瀬戸という寝台列車のノビノビ座席という場所のみこのPassが使えるようです。この座席以外は差額運賃が必要。上下2段のシートで小さな窓が一つずつ付いていました。 私は山国で育ったので、海もさることながら瀬戸内の島々が点在した景色は異空間です。 時間を有効に移動を続け、なおかつ電車内で一晩過ごせるというのはこのPassを使う上での技であると感じたのでこの寝台列車はおすすめです。途中の岡山で出雲行きに分割されます。




このPassを使い知人に会いに行くことが目的ではあったのですが、行く先々で予定を変更し可能な限り旅してきました。
日本人なら当たり前かもしれませんが、例えば新幹線の発車5分前に切符を買う列に並んだとしても駅員さんは信じられない指さばきで発券の機械を駆使して客の希望を叶えてくれます。今回何度もそういった突発的なプラン変更等に駅員さんの力を借りました。今私が住んでいる国ではちょっと不可能だと思います。
外国人旅行者が増えたと聞きますが確かにそうですね。新幹線の一車両にも必ず数人の外国人が乗っていました。日光に行くJR線は乗客のほとんどが外国人。
こちらに帰ってきてから、数ヶ月前に同じPassを使って仕事で日本に行ったという人と話したのですが、東京はどれがJRなのかわからない!私鉄、地下鉄の区別ができないと言っていました。それはそうだと頷きました。
次の機会があればもっと綿密な計画を立てられそうです。


【追記】2017年に利用資格が変更になり、すべての在外邦人がパスを購入できる、というわけではなくなったようです。